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益山寺の石段と巨木と石仏達(伊豆市堀切)

彼岸に行けなかった、母の実家(大仁)の墓参りの帰り

発端丈山の南にある益山寺(ましやまでら)へ行ってきた。

私が、夏休みを大仁の祖父母の家で過ごしていた少年の頃

祖母が『大仁橋から山奥へ入り、沢山の石段を登ると

大きな木と、お地蔵さんのあるお寺がある』と

話してくれた微かな記憶があるお寺だ。

熊坂から西へ3㎞程入ると駐車場があり

その前が、参道の入口になっている。

車一台が何とか通れる幅の道が1㎞弱続くが

行き違い場所が無いので、対向車があるとバックするしかない。

道沿いには石仏が沢山あるが、此の道を車が通れる巾に広げる際

半分以上が撤去されたようだ。

むかしは、大仁橋から道の両端に石仏が並んでいたようだ。

道は急峻で、石仏の建っている高さから推測すると

昔は随所に石段があったことが推測できる。

(石段を削り取って車が通れる道にした)

祖母が言っていた沢山の石段は、これらの石段の事だろう。

道を上りきると、庫裡の前に数台分の駐車広場がありその上に本堂があった。

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  庫裡の100m程下から、急な石段を登る道が旧参道のようだ。

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そこには立派な石碑と観音菩薩の石仏があったので、ここが山門だろう。

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石段を登ると。

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本堂の真正面に、大きな銀杏の木と。

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その右に楓の木があった。

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はて、祖母が言っていたのはどっちの木なのだろうか・・

・・・多分、右の楓の木だと感じた。

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大銀杏と大楓の間の、通路の奥に本堂がある。

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雰囲気の良い、こぢんまりとした本堂だ。(お参り)

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思ったより広い境内だが、

広場の真ん中に、巨木が二本もあるとは、不思議な空間だ。

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此処にも沢山の石仏がある。

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祖母が言っていた「お地蔵さん」とはどの事だろうか・・

これらの中の石仏のことを言っていたのだろうと思うが・・

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何か逸話を聞いたような気がするが、何も思い出せない。

山門にあった石仏の事かもしれない。

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そのうち従兄弟にも聞いてみようと思う。

本堂の更に奥に、伊加麻志神社(いかましじんじゃ)があった。

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創祀年代は不詳らしいが、かなり古く風格がある。(参拝)

神社の20m程上の、尾根に登ってみた。

そこは、発端丈山と葛城山、城山への、山道(ハイキングコース)だった。

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ここからだと、発端丈へ直線で600m程だから

1時間もあれば往復できそうだ。

お寺の周りを、40分程散策し岐路についたが

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何か人を引き付ける不思議な場所だ。

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紅葉の季節(11月末)に再び来てみようと思う。

【余談】

益山寺の事を調べてみると、

井上靖の小説「欅の木」にも登場するお寺だった。

【ひどく急な石段だった。そこを登り終えた時

 いきなり旗一郎の眼に立ちはだかって来たのは二本の巨木であった。

 正面に寺の本堂らしい建物があるが、その前の広場の真ん中に、

 なるほど銀杏ともみじの大木が立っている。】

                           「欅の木」夢の章より抜粋

井上靖さんも来ていたようだ。

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     --- 養伽山 益山寺 ---

  標高三百メートルの益山の上にある真言宗

 で、高野山の末寺である。空海の創建で、本

 尊の観世音菩薩はその自作であると伝えられ

 ている。寺には三島代官の寄進状や江川太郎

 左衛門の禁制文などが残っている。境内並び

 に参道には百体の観音の石仏があり、県内で

 も珍しい石仏群集地である。又幕末の剣客

 「直指一刀流居士」の墓及び県指定の大楓、市指

 定の大銀杏がある。

 大楓

 (昭和30年2月25日静岡県文化財指定)

 根回り:五.四六メートル

 目通り:四.〇五メートル

 樹齢 :八百六十年位の県下最大の楓

 大銀杏

 目通り:五.三メートル

 樹高 :二十五.三メートル

 樹齢 :三百五十年~四百年

            伊豆市教育委員会

Photo : GR DIGITAL Ⅲ

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